せい ろ ぐら
７Ｐ ５・１０d １５ｍ Ｂ６
チビの作者にはお買い得
このルートは中級者向けですが安全性を重視して作っておりますので隣のノーマルルートを難なくこなされた方は是非トライしてみて下さい。
高度(露出）感充分の各核心で際どいムーブを強いられますが、落ちても怪我の無いよう、ピンの位置と数にも少なからず配慮しています。
硬砂岩に多い表層剥離の疑われる箇所やフレークなどの弱点を避けた為、不自然なライン取りとなりましたが、安全に勝るものなどあろう筈
も無く、大袈裟に申せばルートを半永久たらしめんという思いと、登攀の美学の狭間での葛藤を経て後、尚未熟さ故、忸怩たる思いも致しますが
２Ｐのブッシュからハング帯直下へのトラバースに始まる派生ルートは、後半最も素材に恵まれ必ずやマニアに喜んで貰える事でしょう。
ダイナミックなパフォーマンスで登りきれば大蛇グラのギャラリーも沸くでしょう。 天候の急変に備えて敗退路も完備していますが ・・・ 
早朝だと観光客が居ませんが、柵外は基本的に立入り禁止ですので、離合時はハイカーの目に触れないよう細心の注意を払って下さい。
大蛇グラへの分岐をシオカラ谷側へすぐの溝が下降路の起点で、すぐに石ころだけの涸沢となるので草木を踏まずに済みます。
国立公園内での岩登りは禁止されておりませんが、故意に植生を踏み荒らせば器物損壊罪（懲役３年以下もしくは30万円以下の罰金）が
成立すると所轄当局より厳しくお達しを頂いておりますので笹の小枝１本たりとも折る事の無いよう重ねてお願い申し上げます。 
６Ｐ核心直下
２００９年４月２８日初登
１Ｐ ５・９ ２５ｍ Ｂ７
ブッシュマン
ブッシュマン２
６Ｐ ５・１０ｄ ２５ｍ Ｂ９
テクニシャン向き
13クライマー岩本氏のオンサイトグレード
所要時間３時間１０分写真はページの最後に
２Ｐ ５・９ ３０ｍ弱 １Ｂ
木を使ってのグレード
ブッシュマン２ 初登記録 2009年4月28日
それにしても鹿のいない今年の大台は寂しい限りです （＾＾；
８P ５・８
チビのオイラはランジ気味に超える
なかなかてごわい５・８
初登時には霊も泣いた
・
・
シカは何処へ行ったのじゃ
４P ５・９
ボルトどおりならワングレードUP
とのことだが左寄りは優しい
マニアックだよ～
登ってね～
終了点に着くと同時に中崩谷から猛吹雪が垂直に吹き上げて来た ♪
nakague
７Ｐ 出発点の大テラスで
ビレーする相棒霊
共用
懸垂２５ｍ
３Ｐ ５・１０ｃ １０ｍ Ｂ５
４Ｐ ５・９ ３０ｍ Ｂ７
５Ｐ ５・１１aｂ ２０ｍ Ｂ７
ピンの左側
７P ５・１０d
このピッチは小さな隠れカチがグレードを左右する V（＾_＾）V
６P ５・１０ｄ
ブッシュの上の薄被りの上部が核心
ビレイ点が遠いのが欠点だが
懸垂下降の都合で・・・（＾＾；
核心は小悪魔なテクニックが要求されます
お願い
北西の風に
ご注意 !!
南西向きの壁へ中崩谷で凝縮された横殴りの風が集中しますので “ ピンポイント天気大台ケ原ウェザーニュース” で、北西の風、風速４ｍだと、かなり悲惨な状態となります。
奈良・三重の風向きは逆の場合が多いのと、各予報気温に大差がありますので
『大台ケ原の天気ーてんきとくらす』 等も合わせてご覧ください。
ヘルメットなど登攀器具はザックにしまわれた方が余計な詮索を受けずに済みますので宜しくお願い申し上げます。
８Ｐ ５．８ １０ｍ Ｂ１
隠れたカチが決め手
ブッシュマン２ ８Ｐ １６５ｍ
８Ｐ ５・８ １０ｍ Ｂ１
超チビには手が出ない５・８
悩む 相棒 （＾＾；
５・８でどうしてランジなの？
ワンメイクのあと
持参のシュリンゲを木の枝に掛ければ
ロープが泥んこにならずにすむ
5月も目前だというのにツララがぶら下がる２Ｐ出だし
この上のブッシュから左へ派生するルートがブッシュマン２
ブッシュマンの２Ｐのボルトはこの1本だけ
だって ナキシカ だもん
６Ｐ 10ｄ ２５ｍ Ｂ９
このＰは途中にブッシュがあり
上半が核心
上部に薄カブリの７Ｐがのしかかる
６Ｐ 終了点の大テラスへの
最後の1手がなかなか手強い
泣く余裕すらない ＞_＜
７Ｐ ここまで登って
ほっとした様子の霊
この右手のカチを見過ごすと
グレードどころではなくなる
５P ５・１１aｂ
ビレイ点より直上出来ればスッキリするとの指摘を頂いたが表層剥離に加え、なにぶん作者の技量不足で・・・（＾＾；
核心は上部に見える三角ハング横最後の３ピンだがボルトは近い
もう泣いておるのか！
３Ｐ ５・１０ｃ １０ｍ Ｂ５
核心のボルトは多すぎるが
間引けばオイラが登れない （＾＾；
出だしにもう１本ほしいが岩が悪すぎて・・・（＾＾；
・
・
３Ｐ 小ハングを越えた霊
すぐには笑えんよなぁ
４Ｐ ５・９ ３０ｍ Ｂ７
強風でツララが降る
・
５Ｐ ５・１１aｂ ２０ｍ Ｂ７
ブッシュマン2最難の核心も
展望台のギャラリーの後押し効果絶大 !!
思わず雄叫びが出た （＾＾；
・
はやく登れ～
さむくてたまらん～
う～～
風の谷じゃの～ !!
シカも泣いておるの～
あんちゃん
ふれ～ふれ～
５Ｐ 核心を越えた霊
泣いて～いるのか～♪
笑～っているのか～♪
憑かれたようにズレる霊のアカペラが ・・・
13クライマーのグレード査定
こら～
盆明けだというのに蒸篭グラはそよ風の谷で秋の気配さえ漂い、壁はカラカラに乾き絶好のコンディションの中、岩本氏（同人あこがれ）にグレード査定をお願いしました。 制作時には限界の壁を承知で何度と無く練習し、小皺の１つまで知り尽くした上で何とか登れるようになり漸くボルトを打った為、初見のリードの難しさは想いもつきませんが、最大核心５P三角ハング横の３ピンに５・１１aｂを頂けたのは作者冥利でございます。
２００９年８月 夕陽の衛兵
３P ５・１０ｃ
ハングから顔を出すと想ったより優しい
７Ｐ １０ｄ １５ｍ Ｂ６
後半が核心
快感ピッチ
左へ蟹の横這い
出だしへもう１本ほしいが・・・
デカ浮きなもんで （＾＾；
う～～ナキシカの逆襲じゃ～
初登時の写真
グレード査定有難うございました m (_ _）m
今回のルート造りは閉鎖中のドライブウエーへの度重なる無断侵入で治安当局のご厄介になるなど今までに無い緊張感の中、老い先短き故の執念と相棒の後方援護で何とか完成に漕ぎ着け達成感もひとしおですし、ルートの面白さにこれまで以上の中身の濃さを感じ、この様な素材に恵まれた事が何より幸運と感謝しております。
今回の登攀は老齢の為各テラスで休憩しながら、また、各核心で行き詰まってはやり直しという醜態で5時間に及ぶ登攀となりましたが、多分これからも体力維持のバロメーターとして何度と無く通う事と思います。
このルートも定番の１０ｘ８０ｍｍのオールアンカーですが、５・９以外のＰは総て３ｔoｎ対応Ｆixeハンガーが取り付けて有りますのでゲレンデ同様、楽なクリップを楽しんで頂けると思います。 ハンガーの一部は岩本氏からの寄贈です。
登攀後は鹿の道を辿って3分で遊歩道ですが、柵外は基本的に立ち入り禁止となっておりますので合流時は、くれぐれもハイカーの目に触れないよう細心の注意を払って下さることを重ねてお願い申し上げます。
２００９年 ４月 夕陽の衛兵
装備
５０ｍシングルロープ
ヌンチャク１０本
シュリンゲ１本
あと
最低限の登攀器具
ハンマーの持ち込みは
ご遠慮ください