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  既にサンダーボルトを登られ、フリーに拘る猛者に是非!

サンダー2の装備はヌンチャク9本+1本、ロープは50mシングル。
ヘルメットやアプローチ用の運動靴などは出来る限り軽量のものを選び、
0%の日にTシャツ1枚、高カロリーの行動食少量と最低限の水でフリーの完登を目指して下さい。


余力があればノーマル8P右バージョン(10m)を懸垂下降でお勧めします。
グレード保護の為ハーケン、ハンマー等の持ち込みは謹んでお断り申し上げます。


2007年9月より千石尾根の通行が規制されています。 対応策としてはシオカラ谷(滝見尾根側)より
アプローチし登攀後は懸垂下降で往路を戻れば問題無いと思われますが、かなりの労力が必要となります。
千石尾根の無許可通行で当該法が適用されれば懲役6ヶ月以下もしくは50万円以下の罰金とありますので
安易に立ち入らないようくれぐれも御注意ください。

                         
認定証 

認定証の申し込みは2週間前迄となっていますが、上北山村森林組合へ直接出向いたところ
その場で数日後の認定証を発行して貰えました。  
                                  参考にして下さい。

    因みに人数制限は    土、日、祭日は 50人
                        平日   30人

       春の連休、盆前後、紅葉シーズンの土、日,祭日は   100人
                                  平日    50人    となっています。

レクチャーはビジターセンターで早朝より行われますが遅れた場合次の時限で受け、新たな認定証を貰います。

         
  講習は一度受けると1年間有効になったそうです。

サンダー2 リボルト
                 2017年9月4日

1Pの核心ボルトへ落石が直撃して半分抜けかかってる
との情報を得たので早速滝見尾根より渡渉してリボルト
しました。  
ページの最後へ写真貼ってますのでご覧ください。

 サンダー2 リボルト           
                          
  2017年9月4日


       
今回は講習無のお忍びで瀧見尾根よりトライしました
 ちょうど渇水期で、シオカラ谷が干上がり状態だったので助かりました。

8Pの後半
檜を超えてノーマルルートと合流

この辺りはボルトが多すぎるかも知れないが
ここまで登ってくれば多分ヘロヘロ状態なので
 " おまけ "


ノーマルルートとの合流点(6ピン目)より撮影

重複した9Pを登る宮本氏 (4ピン目より撮影)

4P  5.10c  15m  B5  ノーマルルートと重複 

取り付きは優しいが隣の人工の1ピン目と高さを合わせたので少し遠い。 4ピン目からお待ちかねの核心! ピンは多い。 かなりひねった岩で一度登ると癖になりそうです。 7ピン目から御誂え向きの穴ぼこを取ってランジぎみに御神木でおしまい。

1P終了点から真下に懸垂すれば50mロープでもぎりぎり降りられます。 
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2P   5・9  25m  B4

1Pで消耗したがこのPは楽チンだ
古い人口の試登ルートを左へまたいでリッジからルンゼへ。 
4ピン目は元の懸垂用Wボルトだが凹角内なのでヌンチャクの繋ぎ合せが良いでしょう
終了点はルンゼの出口左側手前へ突き出た硬い露岩。
           ちょっとわかり辛いです(^^;

サンダー2のハイライト

7P 5・11a

7P出だしは優しいのでエンジョイしてるかと聞いたら苦笑したオンサイトの鬼 、相棒の岩本氏 (同人あこがれ)

このPだけの為の余分なヌンチャクは不合理なので、ピン間隔が遠くなったが、多少の危険性を御寛容願えれば、サンダー2のハイライトに相応しくサビの効いた核心を堪能して貰える筈である。

10P  5・11ab  30m  B3

最後の仕上げにはちょっときつい?

6P 終了点より

     初登時

6P 出だしは優しい分少しランナウトなので
ビレイ点の右ボルトへのクリップをお忘れなく!

3ピン目、届かなくてもマントル返しが快感!

取り付きは破砕帯 なので左の草着き沿いから登る。
3ピン目はノーマルルート懸垂支点のWボルト。
岩に拘るならこのwボルトでピッチを切って核心のビレイをするのが理想でしょう。
このPは木が多いが岩に拘ればグレードなりの登りが楽しめる。
核心を越えた所に1ピン、後は草の生えたフレークをランナウトしてビレイ点へ。
ノーマルルートのT3が終了点となる。

このPは当初、未熟とはいえフリーにあるまじく軟弱にも木も止む無しなどとヘタレていたが、岩本氏が果敢にランナウトで初登した岩限定ラインを尊重してボルトを打ち替えた。 が、核心のハンガーは遠い。

3P   5・11a  40m B9    木を使えば10c  

大台ケ原  サンダーボルト 2     

ちょっと危険なこのルートはサンダーボルトの左10mが取り付きで極力ブッシュを避けた為、御神木も少なくランナウトもあり、アブミやA0等のズルが効かない所が多く、フリーで真正面から岩と向き合って頂く事になります。  初心者仕様に徹したサンダーボルトに比べ敗退しづらく、安全性よりもスリルを優先したピッチもありますのでご注意下さい。
微妙なクリップが要求される箇所にのみハンガーを取り付けましたが他はチェーンの加工リングです。  ピンが少ない分ボルトは全て
10×80mmを使用してありますので墜落の衝撃にも破断の可能性は少ないと思われますが、落ちれば岩の突起などへ激突する箇所もあります。 
しかし、それ故フリーに拘る猛者には、より楽しんで頂けること請け合いですが、
小さいお子様をお持ちの方は暫し御遠慮ください

      オンサイトグレードは全Pリードのノーテンで一撃した再登者、岩本晃明氏によるものですが
                               2回目やツルベだとかなり変わるだろうとの事です    
2006年10月 夕陽の衛兵

ビレイヤー付きのボルト打ちなんて初めてですわ 
それに、1Pで助かりました

霊は下で機嫌よく遊んでるし、ジジイも気楽なもんですなあ
 

今回はシングルナットで、長すぎるネジ部分をちょん切って鏨でナットをカシメてますので緩まないし、落石にも耐える筈です

以前、サマコレの核心ボルトのリボルトを申し込んで快諾して頂いた時もこのやり方でしたが、ソロでのボルト無し核心越えはかなりびびりましたなあ 

4ピン目へ落石が見事に命中してます
緩まないWナットの欠点をさらけ出しましたが
こんな事は滅多に無いでしょうから良しとしときますわ

8P   5・10b  25m  B5+3(ノーマルルート)

7P上部核心を越えた初登時の相棒
         宮本氏(北海道X学園)

核心のすぐ下のテラスで一息つけるのが救い。

死に物狂いの
   ランジで超えた
 

T4から第2の核心
ノーマルルートは右 
サンダー2は左上へ。

チビの作者には1ピン目が最大の核心
5・11ab
(レイバック〜送りランジ) だが届けば5・10

上部の核心
(5・11ab) はハンガーが取り付けてありクリップが楽だが
ミスすると岩の突起へ激突しそうでスリルがある。

1P   5・11a  30m   B7   サンダー2 最初の核心ピッチ  

後日、紅葉の中を再登する岩本氏

5P   5・11ab  10m  B5    

6P  5・10c  30m  B5

T5でノーマルルートとクロスして右へ

7P  5・11a  30m B9 

       シオカラ谷から見上げた 「くの字ハング」 は圧巻!

          このPは高度感もありサンダー2のハイライト
      作者が一番好きなPでビレイも楽しい
                 5・9の部分のピンが遠いのでご注意!
       
 
             ここで落ちて怪我何て事になれば脱出が大変!

10月上旬 少し色づき始めた壁を初登するオイラ

9P   5・9  25m  B7   重複

サンダーボルト2   ルート図

現在 溝は倒木で覆われています

アプローチ図

降下用残置有り

T5からの懸垂は右下のピンの安全環を併用すると
振り子しなくて済みます

(注)

木を使えば5・10C

水平トラバースは2ピン