戻る

karesusuki    

日本100名瀑 双門大滝

大峰弥山川 双門の滝

日本百名瀑 双門の滝

双門動画

遥かなる双門

双門大滝動画

や〜い
  や〜い

双門大滝の釜

心霊ハゲ

祟りじゃ〜 

双門の滝とは1の滝、2の滝、3の滝、大滝の総称で百名瀑にして最も近寄り難く神格化された聖域であると聞き及びます。

25Kgのフル装備でのアプローチ往復10時間、1946年生まれの枯薄には堪え難き試練でありましたが、如何に修験を気取ろうとも神域を汚した呵責は拭い難く、写真説明等ルートの本文を省くことで鉄槌から逃れんとする真に姑息不埒な魂胆ではござりまするが、狼藉にして老残余命幾許、今暫しのご寛容の程臥してお願い申し上げまする 

幻の双門は滝ではなかった !!

双門の滝が連漠の総称だとするなら、双門と呼ばれる、名瀑をも凌ぐ何かが存在せねばならない。
そして我々は後日、とうとうその双門を探し当てるに至ったのでございます。 その昔、修験者あるいはマタギ達によって発見されたのであろうか、巨岩の大天井を持つその石門は神秘にして荘厳、まさに創造神の傑作、弥山峡谷の雄。  
まさしく伝説の大双門でありました。

幻の双門へ 

双門の滝

夕陽の衛兵トップへ戻る

霊峰大峰の弥山渓谷に峻険を極める仙人ーが聳え、鳥をも拒むその絶壁の基部に敢えて名脇役を気取るかのような双門大滝があった。 


時間半のアプローチで漸く滝を真正面に拝めるテラスに着いたが懸垂下降出来る高さではなく、さらに1時間半かけて稜線越えで大滝の落ち口に立つ。 先人の足跡を確かめるべく残置支点を探すが見つからず、岩にザイルを結び下降してみると、グショグショに濡れたチムニーに朽ち果てたハーケンの残骸があった。 穴のちぎれたハーケンは峡谷に眠る先人の忘れ形見なのであろうか。

35mほど下のテラスには錆び付いた1本のリングボルトと傍に腐ったハーケンも残る。  これより下には残置は無くノープロでも登れそうにも見える。  テラスより仰いだチムニーは水の滴る苔がびっしり生えて、フリーで手のつけられる状態ではなく先人の辛苦が偲ばれる。 

手着かずと想われる左のカンテに出て苔を落としながらユマールで試してみたら何とか登れたが、カムの使えるのは一部でハーケンも効かず、グランドアップの夢は完全に絶たれたものの、未登のカンテを前にして込みあげる衝動を抑える事が出来ずに、場違いを承知でフリーのルートを作ろうなどと、またしても懲りない虫が眠りから覚め悪魔のように囁き続けて止まなかったのであります。

                                                        双門峡谷に鎮る幾多の御霊に合掌            2008年10月  夕陽の衛兵



装備   
キャメロット2番以下多用
マイクロカムの大きいのが欲しかった(^^;

終了点は10X80mmステンレスボルト2本

沢登り的な下部20mとカンテ部分の35mで
グレードは5・10+ぐらいです
下車後のアプローチは往復10時間でした。

双門テラス (仙人ー前テラス) から見た双門の滝